アトピーをよくする方法はステロイドをぬるだけではありません。
エキシマライトに星状神経節照射、心理療法など、アトピー性皮膚炎の治療にステロイド以外のアプローチを行われている皮膚科が増えてきていますが、ステロイドを筆頭に「効いたり」「効かなかったり」が個人差があり、または同一の個人であってもその時々によってあるように感じています。
鍼灸もしかり。
私が何故アトピーをよくするための基礎セミナーを開催したり、ブログでも書いている「アトピーをよくするための10の基本事項」や、カウンセリングやアトピー・プログラムを受けられた方に差し上げている 「アトピーを劇的によくするための10 のセルフケア」PDFファイルなどを通じてセルフケアの大切さを伝え続けているかというと、この個人差、その時々によって異なる効果の出方の違いは、個体差という問題だけではなく、ずばりほんのちょっとした日々の過ごし方、生活習慣にあると考えているからです。
太陽の光、浴びてる?
最近はセルフケア以前の問題も多くなってきました。
大抵の人の場合、アトピーが酷いときは必要に迫られない限り外出をせず、家に引きこもることが多いと思うのですが、働き方の変化に伴い、太陽の光を浴びる時間はこの数十年で大きく減ってきています。
太陽光不足がSEうつ病をまねくなど、職業病として認識される時代です。
うつ病からガンに至るまで、万能薬と言われる太陽の光。
この太陽の光を浴びる時間の減少が、アトピーの増加、難治化に一役かっているような気がしてなりません。
太陽のビタミン、ビタミンD
骨の健康を保つことで知られているビタミンDは、皮膚が太陽光、正確には紫外線B波にさらされると、ビタミンDを含む食品を食べていなくても体内で生産されるビタミンです。
肝臓と腎臓で代謝されて活性ビタミンDに変換された後、骨、筋肉、皮膚、心臓細胞、脳細胞、脂肪細胞など、身体の中にあるほぼすべての組織と臓器は、ビタミンDによって良い塩梅に機能します。
前述の骨の健康を保つ効果は、ビタミンDはカルシウムの小腸での吸収を促進して、尿としての排出を防ぐため。
骨を強くし、筋力を高めるので、転倒や骨折を予防します。
最近の研究では、ビタミンDの欠乏は、重症の患者に多く認められる生化学的的な以上の1つとして認識されるようになっているのだとか。
今ではビタミンDには風邪から心臓疾患に至るまで、さまざまな疾患の予防、そして改善に効果があると医学界では考えられています。
ビタミンDの摂取方法は?
ビタミンDは食品から摂取することができます。
サケやウナギのような脂肪の多い魚、卵黄、乳製品、キノコ類(乾燥きくらげや乾燥シイタケがおススメ!)がその代表です。
食べものよりも何よりも、最もビタミンDを得るために効果的なのが、
太陽の光を光を浴びること。
上記の食品をどれ1つ摂っていなかったとしても、適切な条件があれば、太陽の光を浴びるだけで身体にとって必要なビタミンDをすべて得ることも可能です。
何よりうれしいのは、すべての人にとって、太陽の光は「無料」ということです。
アトピーにとって嬉しい効果
アトピーにとって何よりも嬉しい効果は、ビタミンDには炎症を抑制する働きを持つ遺伝子の発現を促す、というコロラド大学がん研究センターの報告です。
コロラド大学がん研究センターの報告は前立腺がんについてのものですが、がんに限らず、炎症が病の慢性化、難治化させている疾患は多いです。
アトピーもその1つ。
その他ビタミンDには、免疫調整物質としての役割があったり、風邪やインフルエンザに予防接種以上の効果があったこと、うつ病の改善なども報告されています。
太陽の光を浴びる。
たったそれだけのことで、アトピーがよくなるとしたら、やらない理由はありません。
必要な日照量は?
食事から身体にとって必要なビタミンDを摂取するのは難しいと言われています。
年齢や基礎代謝率、肌の色、罹患している病気、服用している薬などによって、ビタミンDを食べたものから生成する力が個人によってことなるからだそうです。
一番簡単で効果的な方法は、いつでもどこでも太陽の光を浴びること。
夏なら20分、冬なら30分、日焼け止めをぬらずに屋外で過ごすこと。
露出する肌の面積が多ければ多いほど、ビタミンDの精制度は高まり、効果があります。
アトピーをよくするために、健康で元気な毎日を送るために、太陽の光を浴びることもセルフケアとして考えられている時代です。
ぜひ今日からセルフケアに取り入れてください。
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