※【アトピーがよくなる10の基本事項】と題して、アトピーをよくするためには、これだけは基本中の基本!というものをまとめました。
アトピー・プログラムなどでお渡ししている「アトピーを劇的によくするための10のセルフケア」PDFファイルの内容と重複している部分もありますが、セルフケア以前の、基本中の基本について書いています。
アトピーが重症期だった頃、私はファッションのキーワードは「コットン」「ダブルガーゼ」「シルク」でした。
セーターやカーディガンは、肌に当たるとチクチクするのでハイネックのインナーを着たりして工夫して着ていました。
今はそこまで神経質にならなくても大丈夫な肌になったので、わりと自由にオシャレを楽しんでいます。
でも、もしアトピーが全身におよんでいたり、衣類の種類によって痒みが出るようなら、ちょっと衣類の見直しが必要かもしれません。
人の身体は生きている限り常にプラスの生体電位が発生し、全身を微弱電流が流れていますが、アトピーの炎症がある肌(乾燥肌も含む)はこの微弱電流の流れがスムーズでない(帯電)状態です。
化繊の衣類を着るとき、静電気が起こることがありますね?
これは全身を巡る微弱電流の流れが悪い=炎症があるサイン。
化繊の衣類を着ることによって、炎症をさらに悪化させてしまう要因になるのです。
特に肌に直接触れるインナーは、コットン100%がおススメです。
必ずしもオーガニックにこだわる必要はありません。
女性の下着の場合、レースなど、部分的に化繊が使われていることが多いので、ご注意くださいね。
バストの下、脇、お股のアトピーが治らない理由は、もしかしたら下着のせいかもしれません。
夏の速乾性素材のインナー、冬の保温性の高いインナーには要注意です。
〇ニクロのヒート〇ックをはじめ、速乾性が高い、保温性の高い機能性下着は化繊で作られています。
アトピー肌でない人でも、「お肌が痒くなる」とよくお聞きします。
最近は機能性下着も「縫い目がない」など進化していて、痒みの原因にならないものもありますが、それは着てみないと分かりません。
どの化繊が自分に合わないのか、はたまた大丈夫なのかは、個人差があるからです。
アトピーの面積が減り、お肌が丈夫になってくると、多少の化繊が織り込まれた衣類を着ても痒くならなくなってきます。
(↑これも人によっては「完全に」とはいかない人もいます。)
完全に、なんでもOKでないことに怒りを覚えても不毛なだけですから、ぜひそのエネルギーを自分に合った衣類探しに向けてください。
必ずあなたに合う衣類が見つかります。
今、「理由は分からないけど痒みが強い」のなら、まずは下着類だけでもすべてコットン100%にしてみましょう。
ファッションのキーワードは「コットン」、お肌が呼吸しやすくて自分が心地良く過ごせる衣類です。
一度着心地の良い衣類を見つけてしまうと、化繊には戻れなくなりますよ。
ちなみに全身の微弱電流の流れを改善することは鍼灸の得意とするところです。
どうぞご相談ください。