ストレスを「あるのが普通」って思っていませんか?
私たち現代人の生活は、精神的なストレスだけでなく、環境や気温や気圧の変化、匂い、音、色、雰囲気など色々なストレスに取り囲まれています。
ストレスと、そこから起こる感情の乱れに対して、人の身体はどのように反応して対処しようとしているのか、考えてみたことはありますか?
あるのが普通?
いろいろなストレスによって、腹立ったり、悲しかったり、いろいろ考えちゃったり、感情が乱れたり、揺さぶられたりすることは、生きていればよくあることかもしれません。
「だって人間だもの」あいだみつお
軽いストレス、軽い感情の乱れなら、「退屈な日常に刺激をありがとう!」「人生のスパイス?」ぐらいに流せますが、どうにもならないときもあるでしょう?
問題は、こうしたストレスが長期にわたると徐々に感覚が麻痺してきて、最初の頃は感じていたはずの感情もフタされて感じれなくなってしまうことです。
そして感情に蓋をすることが「普通」になっているとしたら、身体の方の不調にも鈍感になってきている可能性があります。
肝臓の乱れは臓器を直撃する
ストレスや感情の乱れが起こると、人間の身体はどのように反応するのでしょうか?
大好きなアイドルのコンサートで興奮して胸がドキドキしたことはありませんか?
ストレスや感情の乱れを受けると、先ず脈拍が早くなったり遅くなったりして心拍数が乱れ始めます。
運動をしている訳でもないのに心拍数が乱れると、それを調整しようとしてセロトニン(脳内の神経伝達物質)の分泌が乱れます。
セロトニンの分泌が乱れると、一過性に上がったり、部分的に上がったりすることはあっても、身体全体としては血圧が下がります。
そうして生体活動が全体的に低下して、あなたの弱い臓器を直撃します。
普通に生活していれば、身体を動かしたりご飯を食べたりして血圧が上がることをするので、いきなり命に関わることはないかもしれませんが、感情の乱れがあまりに激しいとショックを起こすこともあります。
実際、私が知っている人に、念願の家を購入して嬉しすぎて喜び過ぎて命を落としかけた人を知っています。
血圧が下がると血流が悪くなる
血圧とは、心臓から血液を全身に送り出すポンプの力のことです。
ポンプで押し出す力が弱くなると、血液が流れるスピードも遅くなります。
そうして身体の隅々まで血液を行きわたらせ、また心臓に戻ってくる、血液の循環が悪くなります。
え?でも血液を全身にめぐらせているのは心臓の力だけじゃないでしょ?
筋肉が収縮して血液の流れをサポートしているんでしょ?
と気付かれた貴方は、健康についてちゃんと勉強されていて、とてもよく理解されている人です。
その通りです。
ストレスと、そこから起こる感情の乱れによって血圧が乱れても、よく身体を動かし、運動をしている人なら容易に血圧も心拍数も調整することができます。
同様に、セロトニンの分泌が乱れることがあっても、拮抗するドーパミンを放出してバランスをとることができます。
人間の身体は、ちゃんと自分で調整できるように作られているのです。
フォーカスする方向性を間違えてはいけない
セロトニンはシックネス・サブスタンス(病気の原因を作る物質)と言われていますが、全くなくても問題な訳で、血圧が下がるのも、そのとき身体が「命を守るため」に血圧を下げて対処している姿という場合も多々あります。
ですから、じゃあセロトニンを補えばいいだろう、とか、血圧が上がるように塩分をたくさん取ろう、という風に短絡的に考えないで欲しいのです。
(低血圧の人にミネラル塩の摂取を薦めるのは私の常とう手段ではありますが)
ストレスは精神的な問題だから、と言って、肉体的・物理的なストレスを無視して、占いやスピリチュアル系にフォーカスする、というのも方向性が違うように思います。
もちろん、それであなたの心も身体も元気になって救われるのなら何の問題もありません。
身体の元気を取り戻そう
ストレスがあるのが普通なのだとしたら、その影響は必ず身体に現れます。
「たいしたことないから」「いつもこんな感じだし」「友達もよくあるって言ってたし」
感情だけじゃなく、そんな風に身体の不調も感じないようにしていませんか?
身体が元気だったら、ちょっとくらい感情が乱れて、血圧が下がったとしても、自分で調整できるから問題ありません。
でも普段から低血圧で低体温だったら、更に血圧下がって血流が悪くなったら、しんどくなるの当たり前と思いませんか?
身体(五臓)が元気だったら、ストレスもなんとかできたりするし、感情が乱れようと、セロトニンが乱れようと、心拍数や血圧が乱れようと、それを調整して自分で不調を改善する力があります。
ストレスがあるのが普通、でも「元気がないのが普通」にはしないで欲しいなぁと思います。
普段から身体を動かして、心拍数上げて⤴️、血圧上げて⤴️、心臓を鍛えておく、というのもストレスによる感情の乱れの改善に効果があります。
運動してもストレス解消できない、または運動する気持ちの余裕もないときは、そろそろ身体だけでなく心も限界に近付いていると気づきましょう。
心と身体は繋がっているから、ストレスで疲れたときも、感情をかき乱されて疲れたときも、それは身体が悲鳴をあげてるサイン。
鍼灸で元気になって、心も身体もリフレッシュしにお越しください。
鍼灸治療は、心と体の調和を目指します。
定期的に受けることで、心身の健康を保つために役立ちます。
心と身体が丈夫になり、柔軟性が向上し、免疫力が高まってきます。
自信が持てるようになり、リラックス、ストレス軽減効果があります。
冷え性・むくみ・慢性疲労・便秘・肩こり・頭痛などでお悩みの方は
根本から体質を改善して健康な身体を作る沙羅鍼灸院へご相談ください。
コチラ↑↑↑をポチっと押して、お友達に追加してくださいね。
お得なクーポンや、季節の養生法などセルフケア情報を配信しています。