出産後や更年期にさしかかった頃、薄毛や脱毛に悩まれたことはありませんか?

実は私、アトピーが大爆発したときに、前髪の生え際が数cmも後退した経験があります。

40代半ば頃からは、いわゆる更年期の薄毛問題に直面。

今までふさふさだった毛髪が少なくなってくると、1本2本の抜け毛すら気になりだすもの。

では、女性の薄毛や脱毛は一体なにが原因なのでしょうか?

女性の薄毛の原因

女性の薄毛の原因は加齢、更年期、生活習慣、ライフスタイル、ホルモンバランスの乱れをはじめ、病気や治療の副作用など多岐にわたると言われています。

原因は大きく3つ。

 

①頭皮に負担がかかるヘアスタイルが原因で起こる「牽引性脱毛症」

髪を強く結わえるなど、頭皮に負担がかかるヘアスタイルを長期間している職業の方によく見られます。

強い薬剤を使用するパーマやカラーリングも含まれますので、単純に「頭皮の血流不足」だけが原因ではありません。

 

②出産によるエネルギー不足からくる「産後脱毛症」

出産は女性が命を懸けて行う大仕事です。

大量の出血を伴う場合もあり、ホルモン・バランスが崩れるだけでなく、一時的に血球成分の濃度が変わって貧血を伴うケースもあり、産後は大仕事をやり遂げた後、疲労の回復に時間がかかるものです。

産後のエネルギー不足は、薄毛や脱毛だけでなく、さまざまな体調不良を伴います。

 

③女性ホルモンのバランスの崩れ「エストロゲン過剰」

更年期にさしかかると、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンのバランスが崩れてきます。

更年期にさしかかると抗炎症物質であるプロゲステロンが少なくなり、相対的に炎症物質であるエストロゲンが多い状態になります。

このとき、エストロゲンを分解・処理する力が肝臓にないと、毛髪という死んだ細胞を捨てることで肝臓への負担を減らそうとします。

薄毛や脱毛も「炎症」が原因

頭皮に負担をかけることで起こる炎症、出産によって傷ついた細胞に起こる炎症、エストロゲンという炎症物質・・・・

女性の薄毛や脱毛の原因をよく考えてみると、頭皮の内側と外側の両方に「炎症」が起こっていることが分かります。

頭皮に繋がっている見えない身体の内側の臓器の表面、つまり血管や腸管の内側、臓器の内側で起こっている炎症と、身体の外界と触れている頭皮の表面や皮膚、肺胞、腸管で起こる炎症は決して無関係な訳ではなく、その炎症を速やかに処理することが、結果的に薄毛や脱毛を改善することに繋がります。

肝臓や胃腸の健康も大事

薄毛や脱毛が起こる身体の多くは、貧血(フェリチン低値)、甲状腺機能低下、ビタミンD不足、ビタミンB12不足など、全身的な生体活動に関わる機能が低下していたり、必要な栄養素が足りていなかったりします。

また身体の内側で炎症物質を分解・処理する場所は、肝臓です。

肝臓でクリーンになった血液が、頭皮を含む身体の隅々まで運ばれて、初めて健康な毛根が育ち、艶やかな毛髪が伸びてきます。

健康な毛髪を育てるのは、肝臓だけではありせん。

頭皮に運ばれる血液に含まれる栄養が十分でないと、細く乾燥して、直ぐに切れてしまう、艶のない毛髪しか育ちません。

バランスをとれた食事を摂ることはもちろん、摂った食べもの・飲みものからきちんと栄養を吸収できる胃腸の健康も大切です。

そしてエネルギー代謝をしっかりまわして健康な身体の土台しっかりしていることが、結果的に健康で美しい毛髪を育てるのです。

薄毛・脱毛の鍼灸治療

薄毛や脱毛の鍼灸治療というと、頭にたくさんハリを刺すようなイメージを持たれる方が多いのですが、根本的に薄毛や脱毛を治したいと思われているなら、いくら頭にハリを刺しても効果はありません。

当院の薄毛・脱毛に対するアプローチは、もっとホリスティックなものです。

肝臓や胃腸の機能を高め、栄養をきちんと消化吸収して、炎症物質や糖代謝をブロックしている身体のゴミを分解・処理して、便や尿・汗という正規ルートで排泄できる身体に整えていきます。

そうすることで健康な毛髪が生えてくる土台がつくられ、生えてきた毛髪が抜けたり切れたりすることなく、艶やかで若々しい状態を保つことができます。

薄毛や脱毛でお困りの方は、どうぞご気軽にご相談ください。

鍼灸治療は、心と体の調和を目指します。

定期的に受けることで、心身の健康を保つために役立ちます。

心と身体が丈夫になり、

柔軟性が向上し、免疫力が高まってきます。

自信が持てるようになり、

リラックス、ストレス軽減効果があります。

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