今年の冬は気温があたたかく、本来なら寒さに助けられて身体の奥深く、腎の臓器を養うはずの冬に、腎を養えていない人が多いように感じています。
季節はすでに冬の土用入りしていて、冬は残りわずか。
2月4日には立春を迎えます。
冬の期間の間に、いかに腎を養えるかが次の季節である春の体調を左右する、と言っても過言ではありません。
そのため、本日は腎を養う効果が最も高いツボをご紹介します。
腎を養う効果が高いツボ
足の少陰腎経
照海(しょうかい)
足の内くるぶしの端っこから親指1本分下にある、内くるぶしの中心点の真下にあるくぼみにとります。
ツボをとるときは、上の図のように足関節を90℃にした状態で「内くるぶしの真下」にとります。
ツボの取り方のコツ。
座って楽な姿勢でツボをとろうとすると、足の指先が前にたおれることが多いので「くるぶしの真下」に照海はなりません。
踵が90℃になるようにしてツボを探すと分かりやすいです。
足の指先が前に倒れた状態で照海のツボをとるときは、くぼみがくるぶしの真下より少し後ろにズレ気味になりますので、よく探してみてくださいね。
ツボの意味。
照海は、光を照らす脈気(エネルギー)の出るところ、という意味があります。
東洋医学の「腎」は、腎臓だけでなく、副腎や生殖器、脳脊髄液なども含みます。
生命が誕生するところ、両親からいただいた命の源と宇宙のエネルギーが巡り合う場所を明るく照らします。
ツボの効果。
足の冷えや、不眠、月経痛などの婦人科疾患に効果のあるツボです。
春になるとよく起こるのぼせをスッキリ引き下ろし、めまいを予防するツボでもあります。
生命力の根本となる腎という臓腑を養うツボですので、疲労を回復し、免疫力を高め、元気になるツボ。
妊娠力を高めてくれるツボでもあるので、妊娠希望の方には子宮の血流を良くしてくれる三陰交と合わせて、ご自宅でセルフ灸をおススメしています。
お灸をする際の目安。
お家でセルフ灸をするときは、お灸は熱さをしっかり感じるまで。
熱さを感じにくいときは、お灸をしたところの皮膚がポッと赤くなってきたらOK。
市販の台座灸だと2~3個くらいすると良いでしょう。
ぜひお試しください。
正確なツボの場所を知りたい 。ツボの場所に印をして欲しい という方は、施術を受けられる際にお気軽にお申し出くださいね。
鍼灸治療は、心と体の調和を目指します。
定期的に受けることで、心身の健康を保つために役立ちます。
心と身体が丈夫になり、
柔軟性が向上し、免疫力が高まってきます。
自信が持てるようになり、
リラックス、ストレス軽減効果があります。
沙羅鍼灸院は、鍼灸治療を通じて
皆さまの健康と、夢を実現できる人生を応援します
どうぞお気軽に、ご予約・ご相談ください。