
10月8日は二十四節気の「寒露」を迎えます。
秋分を起点としたら、195度経過した晩秋の始まりの頃、1年を1日に例えると陽が沈んだ夕方の7時頃になります。
朝晩の気温の寒暖差が大きくなってきて、深まりゆく秋の今は、農作物の収穫や衣替えシーズンです。
1日の仕事を終えて家路をかえるように、気持ちも外から内へ移っていく秋特有の心変わりを感じます。
季節の変わり目が色濃く感じる頃になると(実際は8月の上旬に秋は始まっているのですが・・・)、気温の寒暖差のために体調を崩す方がちらほら現れます。
この時期に多いのが、冷えによる寝違え。
寝違えに効くツボは、引きつってしまった筋肉によってツボが異なるのですが、本日はそんな冷えによる寝違えが一番多いところ、また風邪のひき始めにもよく効くツボをご紹介します。
手の太陽小腸経 後谿(こうけい)

小指の外側にあります。
手を握ってグーの形を作ったときにできる小指の外側のシワ、手相の感情線のはしっこ辺りに取ります。
小指の3つ目の関節の下にある、ペコッと凹んだ骨のくぼみに取るのがコツです。
後頭部から首筋、腕の付け根あたりの筋肉の緊張を和らげてくれるツボの1つで、頭の後ろ(後頭部or後頚部)が痛いときや、ロキソニンのような鎮痛薬を飲むと楽になる筋緊張性頭痛、寝違え・手が後ろに回らない五十肩のツボとして有名です。
下図のように、首から肩・背中にかけて引きつるときにおススメです。

風邪のひき始めにも「後谿」
風邪のひき始めに飲むと良いと言われる漢方薬の葛根湯の作用、
・発熱を助けるという働き
・ウイルスが弱ったことを察知すると、発汗作用によって熱を下げる
と同じ作用がありますので、風邪のひき始めにお灸をするのもオススメ。
☑ゾクゾクっと寒気がする
☑首筋や背中がこる
☑頭痛や筋肉の痛みがある
☑喉の痛みや腫れがある
といった風邪の初期症状があるときに、お灸をすると、ジワッと汗をかいて、翌日にはスッキリします。
肩こりや寝違えに効くツボが、風邪のひき始めにも効くって面白いですよね!
お灸のコツと注意点
せんねん灸など市販の台座灸でお家お灸をするときは、
不調があるときは熱さを感じにくいもの。
しっかり熱さを感じるまでやってみてくださいね。
押さえると痛みを感じるところに直接お灸をするのもアリですよ♬

出張「お灸教室」承ります。
沙羅鍼灸院では、院長 黒川恵子による「お灸教室」、各種「セルフケア教室」を承っております。
内容・出張条件に付きましては、ご要望に応じますので、お気軽にご相談くださいませ。
【講師歴】
2012年頃から「お灸教室」開始
2013~2015年
大阪産経学園、セブンカルチャークラブ等で「お灸教室」開催
2012~2018年
大阪本町にて黒川が主宰する「関西女性鍼灸師の会 月の子どもたち」主催でお灸祭り開催
【お灸教室・セルフケア教室】(順不同・敬称略)
・がんこ寿司
・ピラティス・スタジオPiu
・ベジタリアン・キッチン レコッコレ
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・生野区の妊産婦支援センター あひおひ
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鍼灸治療は、心と体の調和を目指します。
定期的に受けることで、心身の健康を保つために役立ちます。
心と身体が丈夫になり、柔軟性が向上し、免疫力が高まってきます。
自信が持てるようになり、リラックス、ストレス軽減効果があります。
冷え性・むくみ・慢性疲労・便秘・肩こり・頭痛などでお悩みの方は
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