2月20日に1年で最も寒い時期とされる二十四節季の「大寒」を迎え、いよいよ冬も最終章に入りました。
寒い気候に助けられて、自然界のエネルギーは内へ内へと入り込み、人は五臓を養い、あらゆる生物たちも来る春に向けて着実にエネルギーを蓄える季節です。
身体はエネルギーの流れを内向きにして無駄な消費を抑え、気(エネルギー)を体内に溜め込もうとします。
この時期に夏と同じような生活を送っていると「気」の方向性が外向きになってしまい、溜めるべきエネルギーが発散され、寒さに熱を奪われ力を消耗してしまいます。
五臓を養えてる?
今年の冬は暖冬だったため、五臓を十分に養えていない人が多い印象があります。
□寝つきが悪かったり、夜中に目が覚める
□ぐっすり眠れていない
□足が冷たいのに頭がのぼせる
□トイレが近い割には、尿がちょろちょろとしか出ない
□便秘、または下痢してる
上記に☑が入った方は要注意。
東洋医学では、病の元は前の季節から始まると考えられており、春に不調が出る人は冬の養生が悪かったと考えられるからです。
例年インフルエンザの流行がピークを迎えるのが2月頃なのも、冬にしっかりと五臓を養えていなかった人が、立春を過ぎた頃から免疫が低下して風邪ウィルスと戦う元気がないせいかもしれません。
春の病と言えば・・・
春の病と言えば、花粉症やアレルギー、めまい、不眠、自律神経失調症、そしてアトピー性皮膚炎が1年で最も悪化することが多い季節です。
立春を過ぎた頃から、自然界にも人の体の中にも、陽のエネルギーが増えてきます。
陽のエネルギーは外に向かって出て行こうとする性質がありますが、発散する力が充分でないと、発散しきれない陽気は身体のあちこちで滞ります。
滞った陽のエネルギーは、その部位を無用に温めて熱症状を引き起こします。
冬の間に十分に内臓を養えていないと、下腹部にある丹田に気(エネルギー)を留めておくことができません。
その結果、花粉症やめまいなど、胸から上に症状が出やすくなるのです。
冬の養生のポイントは?
年末年始にさんざん不摂生をしてきた方でもまだ間に合います。
2020年の冬の土用は、1月18日から、立春を迎える前の2月3日まで。
夏の土用が有名ですが、土用は各季節にあり、私は夏より冬の土用の方が重要と考えています。
冬の土用の過ごし方次第で、これからの1年の健康を左右すると言っても過言ではありません。
冬の土用の間にしっかりと体を休めて養生しておくと、春を迎えても病が発症することなかったり、発症しても軽度で済みます。
中国には「冬至養生(とうちようじょう)」と言って、冬を利用して養生するという言葉があるそうです。
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