お肌の乾燥が本格的になる季節がやってきました。
アトピーでなくても冬のお肌の乾燥や痒みにお悩みの方が多いですね。
先ずはご自宅や、1日の中で自分が過ごすことが多い空間の湿度に気をつけてみましょう。
こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
そして、この季節ご質問が圧倒的に多いのが保湿問題です。
保湿には何を使ったら良いのか、乾燥対策として何ができるか、今すぐ乾燥を食い止めるためにできることはないか、etc...
こうした疑問や乾燥に対する不安が浮かんできたときに、何を使うか、という前にぜひ頭の片隅に留めて置いていただきたいのが、
どんなに効果があるものでも、人の身体は3日も経てば慣れてしまう、
という本質的な問題です。
これは言い方を変えると、
3日もすれば人の身体は環境に適応する
ということでもあります。
だから、空気の乾燥が強くなってきて、お肌も乾燥してきたら、まず何かをぬるとか使うとかする前に、「何もしないで様子を見る」ということをしてみて欲しいのです。
最近は「肌断食」というスキンケアが定着して、ちょっと美容に対して意識の高い女子の間では、お肌の調子が悪いときは何もぬらない・しないスキンケアが常識になっているそうです。
もちろん、ただ指をくわえて3日過ぎるのを待つのは辛いので、冒頭の部屋の湿度を調整してみたり、入浴する回数を減らしたり、お湯につかる時間を短くしたりシャワーにしたり、汗をかくこと(運動やホット・ヨガ、酵素風呂、サウナなど)をして、自分の力で天然の保湿クリームを作り出せるように、何かしてみてください。
人は自分の持っている能力の、ごくごく一部しか使っていない、と言います。
その、すでに有る力を使ってみてください。
普段使っていない力は使わないでいると、ずっと使われないままになります。
逆に使えば使うほど、その力は強くなってきますよ。
よかったら「何もしないで様子を見る」試してみてくださいね。
さて、お肌の乾燥対策には、色んな保湿ケア製品やスキンケアの手法が星の数ほどあって、どれを選択するか、迷われている方が多いようです。
本日は1点だけのアドバイスに留めておきたいと思います。
当院のスキンケア・セミナーを受講されたことがある方にはお伝えしている通り、先ず注意していただきたいのが「界面活性剤」が含まれている製品。
界面活性剤とは簡単に言うと、水と油のように相反する特性のあるものが混ざった状態を保つ性質をもつもののことです。
界面活性剤を使うと、油分と水分を混ぜ、その状態を長時間維持させることができます。
だから化粧品や食品などにも多く使われていて、「食べれるくらいだから安全・安心」なんて説明がされることもあるようですが、油分と水分を混ぜる、ということが皮膚の上で行われるとどういうことが起こるかというと、
皮膚表面の油分を溶かして、内包している水分を蒸発しやすくしてしまう
ので、余計乾燥肌になります。
ですので、市販のクリーム類はほぼほぼ界面活性剤が使われているため注意が必要です。
クリームの代わりに何を使えば良いのかについては、来年以降のスキンケア・セミナーを受講くださるか、どこかで私をつかまえてご質問ください。
12月16日の日曜開催、アトピーカフェ、まだまだお申し込みを受け付けております!!
ちょっと近くまで来たからのぞいてみた、なんて参加も歓迎したいのですが、お席の確保が必要になりますので、必ず事前にお申し込みくださいね。
皆さまにお会いできることを私も楽しみにしております❤