春は草木が芽吹くように、自然界も、体の内側をめぐるエネルギーも、陽気が上に上にと上がってくる季節です。


だから普段からめまいや頭痛があったり、ちょっと身体が弱い人、不調がいろいろある人にとっては、そうした症状がきつくなるため少し辛い季節かもしれません。


でも大丈夫!
今から自発的に体の中の陽気を動かしてめぐらせておけば、三寒四温、気温が上がったり下がったりする今の季節を健やかに穏やかにやり過ごせます。


騙されたと思って、これからご紹介するスワイショウと呼ばれる気功を、1日5分だけ、やってみてください。


気功の基本中の基本の功法です。

スワイショウの効果

肩関節を刺激するので、肩こりによく効きます。

脇にあるリンパ節を刺激してリンパの流れがよくなるため、デトックス機能が活性化、むくみが改善し、顔面部がすっきりして小顔効果もあります。

 

肺・大腸経を刺激するので、呼吸を通して全身の気(=エネルギー)のめぐりがよく、上から下に流れている体の電気的なエネルギーの流れもよくしてくれます。

また身体の余分な熱を発散し、頭の方に停滞しがちな熱を足の下の方へ引き下ろす効果もあります。

特にアトピー性皮膚炎のために、胸から上に熱がこもった感じがして辛い方は、10~20分以上行うと、身体の中にこもっていた熱がす~~っと出ていくのを感じていただけるはずです。


手を振る事で、邪気(=マイナスのエネルギー)が指先から出るとイメージしながら行うと、実際に邪気を払って身体だけでなく心も軽くなります。

同じ動作を繰り返し行っていると、変性意識状態という非常にリラックスした状態になります。

自己肯定感が高まり、世界が自分の味方であると感じられます。

こうしたココロの状態は精神の安定に深く関与し、さまざまな病の改善に多大な貢献をします。
 

縦のスワイショウのやり方

【準備姿勢】

立った姿勢で、足を肩幅ぐらいに広げて立つ。

つま先は外側や内側に向けず平行にして、中指を正面を向ける。


【基本動作】

手を胸の高さぐらいまで上げ(あまり高くしない。)

後ろに向かって前に持ち上げられた腕が重力の反動で落ちる感じに前後に振る。

無理に後ろに振らなくてよい。

腕や肩の力はなるべく抜いて、ぶらぶらと振る。

スピードは自然にし、手に持ったリンゴを後ろにほおり投げるようなイメージで、手を後ろに向かって振る。

腕を後ろに振る際に、身体が前に傾かないようにする。

回数・時間は適宜、おススメは10~20分以上。

 

【その他】

ひざの曲げ具合で、運動強度をコントロールすることができる。

無理のない範囲で行うこと。

力を抜いてテキトーくらいがよい。

スワイショウのやり方を動画でご紹介!

では、動画を見ながら実際にやってみましょう。

毎月第二木曜日に開催しているSelfactレッスンでは、スワイショウの他にも、ヨガや気功のエッセンスをふんだんに取り入れた、動ける体作りに効果的な体操や呼吸法を行っています。

ご興味がある方はぜひご参加ください!

Selfactレッスンってなあに?

運動すればするほど疲弊していく理由

生きることは「動く」こと

鍼灸治療は、心と体の調和を目指します。

定期的に受けることで、心身の健康を保つために役立ちます。

心と身体が丈夫になり、柔軟性が向上し、免疫力が高まってきます。

自信が持てるようになり、リラックス、ストレス軽減効果があります。

冷え性・むくみ・慢性疲労・便秘・肩こり・頭痛などでお悩みの方は

根本から体質を改善して健康な身体を作る沙羅鍼灸院へご相談ください。

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