子どものアトピーについて、シリーズでお届けしています。

先ずは子どものアトピー発症の土台となる3つの要因子どものアトピーが発症する6つの条件をご覧ください。

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6つの条件の内、1つが当てはまる程度ならあまり問題でないことも多く、アトピーが発症しないことも多いです。

 

いよいよ6つの条件の内、最後の抗菌・除菌を一生懸命やっているとアトピーが発症する要因になりうる件についてお届けします。

これは1歳未満から抗生物質を与えない方がいい理由ともリンクしてくる内容になります。

 

アトピーのお子さんをお持ちのママたち、ウィルスや細菌を気にするあまり、いろんな抗菌・除菌グッズ・薬用(と名の付く)商品を使っていませんか?

抗菌・除菌という言葉に実は明確な定義はなく、一体どんな成分が含まれているのか、どの程度の除菌効果があるのかは全くわからない、というのが現状なのだそう。

 

皮膚の常在菌は約10種類、約1兆個も言われていて、種類や数にはかなり個人差があり、小鼻付近だけ見ても、数十万個いる人もいれば、数百個の人もいます。

抗菌除菌グッズでキレイキレイにしすぎて皮膚の常在菌が少なすぎると、お肌の天然保湿クリーム(皮脂膜)を作ってくれる皮脂の分泌も少なくなり、皮脂をエサにしてお肌を元気にしてくれる善玉菌も少なくなってしまうので、乾燥肌になります。

乾燥肌になるとお肌のバリア機能が弱まり、さらに乾燥肌になり、あれやこれやしている内にアトピーになってしまった・・・という話をよく聞きます。

健康なお肌には多種多様の菌の絶対数が必要なのです。

 

そもそも健康なお肌には善玉菌も悪玉菌も日和見菌もたくさんいて、絶妙にバランスをとりながら天然の保湿クリームを作り出し、外敵から、さまざまな刺激から身体を守ってくれています。

皮膚と腸は1枚の皮で繋がっていますから、皮膚に多種多様な菌があるということは、免疫の要である腸内環境も多種多様な菌がいてバランスを保ち、強い免疫がある、ということにも繋がります。

 

キレイなお家に住んでいる子どもと、牛小屋で寝起きしている子どもを比較すると、牛小屋で寝起きしている子どもの方が皮膚にも腸にも多様な菌があり、免疫力が高かった。という調査報告もあるそうです。

私はここ数年、毎年ボランティアのためにネパールに行っていますが、お風呂も入らないし、服も毎日着替えていないようだし、日本に比べるとあきらかに不衛生であるにもかかわらず、アトピーの子どもは見たことがありません。

小さな子どもの頃から抗菌除菌でキレイキレイし過ぎることは、お子さんの発達・成長段階で免疫の要となる菌を獲得する機会を奪うことになるのかもしれません。

 

また抗菌・除菌を心掛けるあまりママたちが疲れ切ってしまうこと、子どもの潜在意識の中で「自分の力でアトピーや病気を治すことができない」と刷り込まれてしまうことも問題ではないかと私は考えています。

 

汚れてもいい服で遊ばせてお着替えは1日1・2回で十分、食べこぼしのシミがついていても、汗まみれの服を着ていても、意外と子どもは気にしていません。

それよりも泥んこになって汗をたっぷりかいて遊ばせましょう!!

間違いなく子どもは喜びますし、夜もぐっすり眠ってくれて、アトピーもよくなって、ママの「自分の時間」をプレゼントしてくれますよ♬

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