子どものアトピーについて、シリーズでお届けしています。

先ずは子どものアトピー発症の土台となる3つの要因子どものアトピーが発症する6つの条件をご覧ください。

 

今日は6つの条件の2番目、アトピー発症の土台となる3つの要因に当てはまった上で、ママがベジタリアンもしくはマクロビアンの場合、なぜ発症率が上がるのかについて、お伝えしたいと思います。

 

ベジタリアンは細かく分けると色々な分類があるのですが、健康、道徳、宗教などの理由から、植物性の食品による食生活を行い、肉や魚などの動物性のものを極力食べないようにしている人たちのことを指します。

マクロビアンも動物性のものを避ける点ではベジタリアンと似ていますが、ベジタリアンほど厳格ではなく、主に豆類、野菜、海草類中心の食事で、むしろ動物性のものを避けることよりも身土不二、陰陽調和、一物全体の食事を大切にしています。

ベジタリアンとマクロビアンに共通していることは、圧倒的に動物性たんぱく質と脂質(飽和脂肪酸)が不足した食事をしている、という点です。

 

母乳は血液から作られて、お母さんが食べ物から摂取した栄養分が血液を伝わり、姿を変えて母乳となります。

母乳には赤ちゃんの成長に必要な栄養素などが含まれており、三大栄養素といわれるたんぱく質、脂質、炭水化物はもちろん、微量栄養素のビタミン、ミネラル、そしてホルモン、酵素などの成分がバランス良く含まれています。

 

これが母乳が「完全栄養食」と言われる所以です。

 

母乳の成分は、90%が水分で、残りの10%がタンパク質・脂肪・乳糖・さまざまなビタミンとミネラルなどです。

ここで注目すべきことは、母乳には平均的に2~3%の脂肪が含まれていて、母乳中の30~50%ほどのカロリーを占めている、ということです。

母乳に含まれる脂肪は、赤ちゃんの体内で分解されることによって脂肪酸に変化し、赤ちゃんが動くための直接のエネルギー源になります。

また赤ちゃんの脳・神経の発達のために、神経細胞を作る大事な役割を果たしています。

ちなみに神経細胞は、組織学的には皮膚と同じ外胚葉由来です。

母乳はお母さんの体に流れる血液から作られ、お母さんの食事はおっぱいの「質」に大きな影響を与えるので、お母さんがベジタリアンやマクロビアンで動物性のものをあまり食べていない、もっと言うと飽和脂肪酸を摂取していない場合、全体にちょっと虚弱で、敏感で、元気のない赤ちゃんになる場合があります。

全体に弱い、ということは、皮膚や神経に限らず、すべてにおいて成長・発達がゆっくりなため、カゼをひいても激しい症状が出ない代わりに治るのがゆっくり、湿疹ができると治るのもゆっくり、といった具合になります。

 

もちろん、子どものアトピーが発症する条件はこれだけがすべてではなく、子どものアトピーが発症する3つの土台に当てはまらず、他の6つの条件にも当てはまらなければ、アトピーが発症することもありません。

 

対策としては、菜食にこだわらずバランスよく何でも食べることです。

健康上の理由からベジタリアンやマクロビアンになられた方は、胃腸が弱い傾向があり、肉食をすると胃もたれするなど消化不良を起こすことがありますが、出汁の形で摂るようにすると胃腸に負担が少ないどころか、吸収しやすいアミノ酸の状態で摂取することになり、身体の中でしっかりと栄養素として働いてくれます。

ぜひ母乳が作られ始める妊娠中から、鰹やいりこのお出汁、鶏ガラや豚骨のスープを召し上がるようにしてみてください。

 

子どものアトピーをよくするための食事について、もっと詳しく知りたい方は、どうぞアトピーを自分で改善できる方法を教えるカウンセリングを受けてくださいね。

お一人お一人に合った食事の取り方も提案させていただいておりますよ。

 

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【カウンセリングの流れ】

① 事前にカウンセリング・シートにご記入、提出していただきます。

② 対面、もしくはスカイプで、実際にお顔を見ながらカウンセリングさせていただきます。

※東洋医学的な診断のために実際にお顔を拝見する必要があります。

③ 今のあなたに必要なセルフケアやアトピーをよくするコツをお伝えします。

④ 数日以内に、カウンセリング結果をまとめた診断書をメールでお送りいたします。

 

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