マスク、してますか?

日本リサーチセンターの調べによると、新型コロナウイルスに対する予防策として「公共の場ではマスクを着用する」行動の実施率は、第1回目の緊急事態宣言発令以降、90%前後の高水準で横ばいで推移しているとか。

今や公共の場、密になる場でのマスク着用は「新しい生活様式」、社会的なマナーとして認知されていますが、屋外を散歩したり、運動するときにまでマスクを着用するのは健康被害の方が大きいのではないか?と私は考えています。

低酸素状態になる恐れ

新型コロナウイルスに感染しているものの軽症であると診断され、自宅待機をされていた方が低酸素血症で急死した、というニュースを聞いたことはありませんか?

コロナ患者に見られる低酸素血症は、息苦しさを伴わず、本人の自覚のないまま呼吸不全に陥ることがあることから、「幸せな低酸素症」と呼ばれています。

低酸素血症とは、低酸素症の中でもとりわけ動脈血中の酸素が少なくなる状態のことを言います。

人は本来、呼吸によって酸素を吸い込むと、動脈血に酸素を溶かして全身に巡らせ、二酸化炭素とくっついて体の細胞の隅々にまで酸素を供給してエネルギーを生産しています。

ところが、低酸素状態になると、動脈血に溶ける酸素の量が著しく少なくなるため、体の隅々にまで酸素を送ることができなくなり、さまざまな症状を引き起こし、最終的に命にかかわる場合があるのです。

低酸素で引き起こされる症状

低酸素血症に至る症状は、息苦しさなどの呼吸困難感が主になります。

 

☑坂道や階段昇降での動悸・息切れ

☑呼吸数の増加(過呼吸)

☑頭痛

☑めまい、ふらつき

☑手足のしびれ・こわばり

☑頭がぼ~っとする

☑判断力の低下

 

1日の多くの時間をマスクを着用して過ごす人で上記のような症状がある場合、低酸素状態を疑った方がいいかもしれません。

動脈中の酸素濃度(SpO2:経皮的動脈血酸素飽和度)はパルスオキシメーターという器械で測定できます。

マスクをしてもSpO2が下がらないという論文があり、マスクをしても低酸素にならないと主張する論文もありますが、SpO2は誤差がある可能性があるためSpO2だけで判断するのは危険とされており、実際に中国でマスクを着用しながら運動して亡くなった方が居たように、マスクは低酸素になるリスクがあると考えられます。

運動中でなければそれほど多くの酸素が必要ではないため、動脈中の酸素濃度は低下しないかもしれませんが、これには個人差が大きく、因果関係があると考えるべきだと私は考えています。

もちろん、心因性なものや、貧血、低血圧も考慮した上で低酸素状態かを検討します。

低酸素症を改善するために

低酸素状態になりやすいのは、高齢者や糖尿病を抱えている人を除くと、常日頃から呼吸が浅く運動不足の人が多いです。

呼吸が浅くなる原因として骨格的な要因もあるのですが、多くの場合、姿勢を気をつけたり、適度な運動をすることで、自然に体内に取り入れる酸素量を増やすことが可能です。

日中は体を横にしているよりも座位や立位を保っている方が、夜寝るときは、横向きやうつ伏せで寝るより仰向けで就寝する方が、体内に取り込まれる酸素量が増えます。

深呼吸をするときは、胸郭の前だけを膨らませるのではなく、胸郭全体を風船のように膨らませるようなイメージで背中側にも酸素を送り込みましょう。

公共の場、密になる場以外では、NOマスクを心掛け、低酸素状態になるのを予防しましょう。

気温が暑くなる夏は、熱中症予防のために適宜マスクを外すことを、環境省・厚生省も推奨しています。

鍼灸治療は、心と体の調和を目指します。

定期的に受けることで、心身の健康を保つために役立ちます。

心と身体が丈夫になり、柔軟性が向上し、免疫力が高まってきます。

自信が持てるようになり、リラックス、ストレス軽減効果があります。

冷え性・むくみ・慢性疲労・便秘・肩こり・頭痛などでお悩みの方は

根本から体質を改善して健康な身体を作る沙羅鍼灸院へご相談ください。

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