生理痛やPMS、更年期障害など女性特有の不調に悩んでいませんか?
月経がある女性の体は、エストロゲン分泌期(月経期・卵胞期)とプロゲステロン分泌期(排卵期・黄体期)という大きな2つの周期リズムがあります。
この周期リズムには脳と卵巣、子宮が関わり、その連携を支えているのが女性ホルモンで、このホルモン分泌の状態が乱れると、生理痛やPMSをはじめとした婦人科疾患などの病気になります。
ホルモン分泌の状態を乱す原因は、大きく4つ。
①怒り・焦りが多い
②眼精疲労や光刺激が多い
③夜中の1時~3時に起きている
④白砂糖・小麦の取りすぎ
①~③はエストロゲンの乱高下を招いて、肝という臓腑に負担をかけ、女性特有のさまざまな不調を引き起こし、④は自律神経やホルモンの分泌を乱します。
実際はこの4つの原因から、さらに4つの要因によってホルモンの分泌が乱れ、その結果、さまざまな女性特有の不調が現れます。
①ストレスとうまく付き合う
「心(脳)と体(子宮)は繋がっている」と言われます。
20~45歳の女性はエストロゲンの分泌が最も盛んな時期ですが、仕事をしていてもいなくても、社会的に、生活環境の変化やストレスにさらされやすい時期でもあります。
ホルモンの分泌には、生命維持にも関わりのある脳の視床下部や下垂体から指令が出されますが、これらはストレスにとても弱く、エストロゲンの過剰分泌を招き、不調の原因になることがあります。
特に「怒り」や「焦り」の感情は、戦闘ホルモンでもあるテストステロンの分泌を促し男性ホルモンを優位にします。
テストステロンの分泌が増えると、排卵後に分泌されるプロゲステロンの分泌が抑制され、不妊や子宮内膜症などの原因になることがあります。
「ストレスはあるものだからしょうがない」とお聞きすることがありますが、ストレスとうまく付き合うことができていれば、ホルモンの分泌に異常をきたすまでには至りません。
不調がある、ということは、何かしらのストレスがある、ということ。
自分なりのストレス解消法や心の在り方を知っておきましょう。
②目の使い過ぎと光刺激に注意する
PCやスマホの長時間使用、また省エネ化でLEDが普及したことにより、日常生活におけるブルーライトによる光刺激を受ける量が増えています。
ブルーライトの影響を最も受けるのが睡眠で、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を乱すと言われています。
メラトニンは、季節のリズムや概日リズム(サーカディアンリズム)の調節するホルモン。
人の体は目に入る光によって体内時計を管理していますが、日中は光刺激でメラトニンの分泌が抑制され、夜になって光を感じなくなるとメラトニンが多く分泌されます。
ブルーライトを浴びる時間が長くなると、脳は昼間と勘違いしてメラトニンの分泌を抑制し、体内時計が狂ってホルモンの分泌に影響を及ぼします。
また寝付きが悪くなる、睡眠の質の低下、生活リズムが不規則になる他、自律神経のバランスにも影響があります。
③夜の12時前には寝る
夜の10~2時、12時~2時など諸説ありますが、夜中の1時~3時の間に起きていると、成長ホルモンの分泌が低下します。
成長ホルモンは、性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモン)と同じ下垂体から分泌され、血液と一緒に全身をめぐり、肝臓や筋肉、脂肪などのさまざまな臓器で行われている代謝を促進します。
成長発達の著しい子どもの頃に必要で、大人になったら必要ないかと言えばそうではなく、骨密度を増やす、筋肉をつくる、血糖値を上げる、代謝を上げて体の脂肪を減らすなど、健康な体を維持するためのさまざまな働きをしています。
健康な体であれば生理痛はないし、PMSや婦人科疾患になることもありません。
④甘いものや小麦製品を控える
白砂糖や小麦が多い食べものは、血糖値の急上昇と急降下を招きます。
よく知られているインシュリンというホルモンだけでなく、コルチゾールなどさまざまなホルモンにも影響を与えます。
さらに糖尿病では自律神経の障害がよくみられることが知られているように、血糖値の乱高下は心拍に影響を与え、交感神経を優位にします。
甘いものやを食べたらいけない、という訳ではなく、血糖値を乱高下させるものがよくないのです。
具体的にどれがよくないのかよく分からない場合は、まずは袋に入ったお菓子や、小麦製品は避けることから始めてみましょう。
そして白砂糖や小麦が多い食べものは、ホルモンの分泌にも影響する可能性があることを、頭の片隅に留めておいてください。
当たり前の王道を大切にする
・ストレスとうまく付き合う
・目の使い過ぎと光刺激に注意する
・夜の12時前には寝る
・甘いものや小麦製品を食べ過ぎない
少し小難しいことを書いているようですが、上記は健康であるために基本的なことではないでしょうか?
不調を抱えるのには必ず原因があります。
特別なサプリメントや治療を試す前に、まず基本的なことを見直してみましょう。
生理痛もPMSも、不妊症も、いろいろな情報が溢れていますが、答えは意外とシンプルで簡単であったりします。
もちろん、そこに何かプラスして、もっと楽になりたい、治癒を早めたいときは、ぜひ鍼灸治療を受けてくださいね。
鍼灸治療は、心と体の調和を目指します。
定期的に受けることで、心身の健康を保つために役立ちます。
心と身体が丈夫になり、柔軟性が向上し、免疫力が高まってきます。
自信が持てるようになり、リラックス、ストレス軽減効果があります。
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