月と女性の身体が密接な関係があることをご存知ですか?
満月の夜は赤ちゃんが生まれやすい、とか、満月や新月には気分が不安定になったり、妙に元気だったり、お心当たりはあるでしょうか?
女性の生理のことを月経と呼ぶのも、28日という月の暦に従った女性の身体のリズムのことを、古人は知っていたからかもしれません。
「月」と「女性」
陰陽において、「月」と「女性」は同じ陰に属するもの。
女性の月経や排卵の周期は、月の満ち欠けのサイクルとよく似ていて、28日という月の暦に従って生理が来るのが、女性の生殖器が健康である証でもあります。
月の形は、月と太陽の位置によって決まります。
満月は太陽が月とは反対の位置になったとき、新月は太陽と月が重なったときにおこります。
潮の満ち引きが月の影響を受けるように、体の成分の70~90%を水が占めるという人の身体が月の影響を受けるのは自然の摂理です。
特に男性より陰性が強く、水の邪気を受けやすい女性の身体は、月のサイクルに左右されやすくなります。
生理と満月のエネルギーと新月のエネルギー
潮の満ち引きのように、満月と新月のリズムは、女性の身体では骨盤が開いたり閉じたりする生理の周期と一致します。
満月のエネルギーは上昇する動きで、私達をエネルギッシュで開放的にし、また感情も高ぶりやすくなります。
満月から新月の期間は「低潮期」を呼ばれ、排卵から生理開始までの高温期に当たり、満月に向かって女性の身体は骨盤がゆっくりと開いていき、生理が始まるときにピークを迎えます。
生理が始まるときは高温期から低温期へ、すなわち陽から陰への切り替わりにあたり、最も陰性で体温が低くなり、満月をピークに開いていた骨盤がキュキュッと方向転換して閉じ始め、活動スイッチがONになっていきます。
満月の夜の魔女伝説や狼伝説も、月のエネルギーによって尾骨から一気に気が上昇した人の奇怪な行動が伝説になったのかもしれません。
一方、新月のエネルギーは下降する動きで、エネルギーの活動は冷静さを取り戻し、神経の働きを穏やかにしてくれます。
満月から新月の期間は「高潮期」と呼ばれ、生理開始から排卵までの低温期に当たり、女性の身体は骨盤がゆっくりと閉じていき、新月に頃に排卵してピークを迎えます。
生理で開いていた骨盤が排卵に向けてキュッと閉じていくので、 お尻もプリッと上向いてセクシーにあり、排卵に向けて活動的になっていきます。
排卵は低温期から高温期へ、陰から陽への切り替わりにあたり、最も陽性のときで体温も高くなり、新月を期に締まっていた骨盤が緩み始めて、活動スイッチがOFFにリラックス・モードへなっていきます。
大切なのは「知っておく」こと。
満月と新月、生理が始まるときと排卵のときは、身体の中でONとOFFのスイッチが切り替わるときなので、スイッチを切り替えるエネルギーが十分になければ、思考でいくら指令を出しても思い通りに動けないときがあります。
必ずしも自分の生理の周期が満月と新月の周期にリンクしていなくても良いのですが、満月(生理開始)や新月(排卵)といった具合に、生理の周期と満月新月がリンクしていると、女性の身体は月のエネルギーの力をうまく借りることができるので、生理の期間を楽に過ごすことができます。
逆にこのリズムの波にのれていないと、生理の前後を含めた生理期間中は不調を感じやすい、ということでもあります。
普段からお疲れ気味の方は、いつも以上に疲労感を強く感じやすくなり、元気な人も身体の倦怠感やだるさを感じます。
心も身体のリズムの波にのっているため、この波のピークの時期に感情が極端な形で表れやすく、気分の浮き沈みが激しかったり、衝動的に買い物をしたり、過食してしまうなど極端な行動に表れてしまうことがあります。
大切なことは、月のリズムや生理のリズムが女性の身体に影響を与える、ということを「知っておく」ことです。
知っていれば、そのリズムに合わせて対処することができるからです。
月のリズムは月齢カレンダーを見れば分かりますし、生理周期は毎月つけていればだいたい予測することができます。
ピンチをチャンスに。
東洋医学では、「陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転じる」といって、ある極性に偏りすぎると、そのエネルギーの方向性は反転する、という考え方があります。
月のリズムも生理の周期も、ある方向へ偏りすぎないように中庸(恒常性、ホメオスタシス)を保つために身体が持っているシステムの1つなのです。
言い方を変えると、ずっと同じ状態だと病気になるよ、ということです。
朝と夜があるように、雨の日と晴れの日があるように、宇宙万物はすべて陰と陽が交互に強くなったり弱くなったりするリズムで生かされています。
生理痛が酷い、PMSが辛い、ということは、身体がどちらかの極性に偏りすぎていて反転するのが難しい、もしくは反転する力が弱い、ということです。
また満月と新月、生理が始まるときと排卵のときは、その反転するエネルギーがパワフルに働くとき、と言うこともできます。
つまり、新しく生まれ変わる体質改善のチャンスということ!
月が毎月、新月から満月へと再生するように、女性も生理の周期に合わせた生活をすれば、お肌の調子も身体の調子もグンと良くなってきます。
どうぞのこのチャンスのときを捕らえて、あまり身体に負担のかかることはしない、心と身体の休息のときと心得て、心穏やかに過ごすように心がけてみてください。
辛いときは、ぜひ鍼灸治療を活用してください。
鍼灸治療は生理痛や生理不順、無月経、PMSなど、生理にまつわるさまざまな不調にとても効果があります。
どうぞご相談ください。
鍼灸治療は、心と体の調和を目指します。
定期的に受けることで、心身の健康を保つために役立ちます。
心と身体が丈夫になり、
柔軟性が向上し、免疫力が高まってきます。
自信が持てるようになり、
リラックス、ストレス軽減効果があります。
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