GWが明けてから急に気温が上がり、今週末も真夏日の予報。
早くも夏バテ症状が出ている方が当院にも来院されています。

身体がしんどいときは、身体から「休め」のサインが出ているときですから、いろいろとやらないといけない日々の業務がお有りなのは重々承知していますが、養生の基本は「身体の声を聞く」ということ。

「休め」という身体の声が聞こえたら、休む。

自分でできるセルフケアとしては、胃腸にやさしい食事を心がけて、たっぷりと睡眠をとられること。

夏バテは、食欲不振や胸の辺りのむかつき、下痢・便秘などの胃腸症状と一緒に現れることが多いので、セルフケアのお灸足三里を加えて毎日お灸していると胃腸症状が和らいできます。

そして、どうしても元気が出ない、力が湧かない、身体が重い、そんな症状が辛い方のために、元気が出るツボをご紹介します。

 

任脈 関元(かんげん)

体の正中線(縦の真ん中)のライン上にあり、おへそと恥骨(アンダーヘアが生えてくる辺り)の間のちょうど真ん中あたり、おへそから指4本分(3寸)、下に取ります。

疲れやすい、だるいなどの倦怠感、体力低下、下痢、物忘れなどの元気が出ないときの諸症状や、生理痛、冷え、更年期障害などにも効果があるツボです。

 

夏バテになりやすい人は、そもそも平熱が低く、自分で熱エネルギーを作り出す力が弱い人が多いです。

 

自分で熱エネルギーを自家発電するために、食事に気を付けたり、休息をしっかりとったり、運動したり、できることは沢山ありますが、食欲がなかったり、そんないろいろなことをやるエネルギーすらないときがあります。

そんなときに助けになるのが、セルフケアのお灸なのです。

 

今夏バテ症状が出ていなくても、この関元のツボにお灸をしておくと疲れが取れやすくなり、夏バテもせずに毎日美味しくご飯がいただけますよ。

ぜひゴロンと横になって、リラックスお灸タイムをお楽しみください。

お灸をするときのコツと注意点。

お家お灸をするときは、

お灸は熱さをしっかり感じるまで、
 
熱さを感じにくいときは、
お灸をしたところの皮膚がポッと赤くなってきたらOK!
 
市販の台座灸であれば、2~3個くらいすると良いでしょう。
 
 
「お灸は熱いほどよく効く」と思っていらっしゃる人がいますが、そんなことはありません。
熱さを感じることができたら十分効果がありますので、決して我慢しすぎないようにしましょう。
 
 
そしてお灸をしたところはお肌が敏感になっています。
お風呂でゴシゴシこすったり、掻いたりすると水疱などができる原因となりますので、気を付けてくださいね。


仕事中や家事・育児でゴロンと横になってお灸をすることができないときは、
火を使わないお灸「太陽」 がおススメです。

  

セルフケアのお灸で夏バテ知らずの夏を過ごしましょう。

せんねん灸は当院でも販売しております。

セルフケアのためのお灸にご興味のある方は、お気軽にご相談くださいませ。

 

鍼灸治療は、心と体の調和を目指します。

定期的に受けることで、心身の健康を保つために役立ちます。

心と身体が丈夫になり、

柔軟性が向上し、免疫力が高まってきます。

自信が持てるようになり、

リラックス、ストレス軽減効果があります。

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