こめかみの辺りがズキズキ痛む片頭痛は、4:1の割合で圧倒的に女性に多いのだそうです。
これは、女性ホルモンの1つエストロゲンの影響があるからで、エストロゲンの量が低下する排卵期や、月経前の2・3日に起こることが多いようです。
そして雨や台風の日は、なんだか頭を締め付けるように痛む、頭に輪っかをはめているような痛みがする、そんな頭痛で悩まれる方がおられます。
身体の中に余分な水が多く、水分代謝の悪い方の頭痛です。
東洋医学では、そんな風に痛む部位+痛み方で頭痛を分類していきます。
頭痛のタイプが分かると、薬に頼らない適切な対処法も分かってきます。
頭痛の位置で分類する
西洋医学的な分類は、緊張型頭痛、偏頭痛、群発性頭痛などの脳に異常のない一時性頭痛と、脳疾患を伴う二次性頭痛に分けられます。
東洋医学的にはこういった「傷病名」があるわけではなく、頭痛の痛みが発生している「位置」や「痛み方」で分けています。
① 太陽頭痛 首スジから後頭部にかけての痛み。風邪・感染症のひき始めや、ストレスなどが原因で、デスクワークの人に多い
② 陽明頭痛 眉間や額を含む前頭部の痛み。食べ過ぎ・飲み過ぎ。胃腸機能が弱っているときに起こる。 二日酔いのときの頭痛、風邪・感染症の初期段階でも痛む。
③ 少陽頭痛 側頭部の痛み。ストレスを感じている時や、ホルモンのアンバランスが原因。更年期障害にも多い。
④ 太陰頭痛 上から包み込むような痛み。帽子をかぶっているような違和感がある。水分代謝が悪く、雨の日に悪化する。
⑤ 少陰頭痛 下から脳をヤリで突き上げるような痛み。ホルモンのアンバランス、更年期障害の方に多い。加齢による頭痛。手足は冷たいのに、顔だけが熱い!などの冷えのぼせ症状も伴う。
⑥ 闕陰頭痛 頭頂部が痛む。ストレス性の頭痛。
西洋医学的な分類と比較
西洋医学的な分類(傷病名)と比較してみると
①太陽頭痛は、緊張頭痛
②陽明頭痛は、消化系統の不調による頭痛
③少陽頭痛は、片頭痛
④太陰頭痛は、鼻腔炎による頭痛、群発頭痛
⑤少陰頭痛は、不安による頭痛、ホルモンバランスの崩れによる頭痛
⑥厥陰頭痛は、ストレス型頭痛
という風に大まかに振り分けることができます。
東洋医学的分類が複数合わさって起こることもありますし、その逆もあります。
緊張性頭痛は、血管が収縮して血流が悪くなっている状態です。
首や肩の凝りを訴えられる方が多く、ストレスの度合いによって痛む頻度や痛み方が変わることが多いです。
片頭痛や群発頭痛は、血管が拡がり血流がうっ滞して炎症を起こしている状態です。
気候や月経、運動習慣や食事の影響を受けやすく、吐き気やめまいを伴うこともあります。
薬物乱用頭痛に注意!
頭痛薬を3か月以上、月に15日以上服用する人は、長期間飲んでいた薬を服用することを止めたときに、薬物乱用頭痛が起こることがあります。
女性に多く、深夜から早朝にかけて頭痛が激しくなります。
仕事や育児のために予防的に薬を服用される方が多いのですが、基本的に頭痛薬は頭痛が起こったときの症状を改善するために設計された薬であるため、副作用が強くなったり、薬物乱用頭痛を引き起こす可能性があります。
薬を飲んでも効かない、頻回に薬を飲まなくてはQOL(生活の質)を保てない、という方は要注意です。
安心を得るために薬を服用することは、決しておススメできることではありません。
鍼灸治療はさまざまな頭痛に効果があります。
薬を止めたい、薬を飲まなくてもいいようになりたい方、セルフケアではどうにならないとお悩みの方は、どうぞご相談ください。
鍼灸治療は、心と体の調和を目指します。
定期的に受けることで、心身の健康を保つために役立ちます。
心と身体が丈夫になり、柔軟性が向上し、免疫力が高まってきます。
自信が持てるようになり、リラックス、ストレス軽減効果があります。
冷え性・むくみ・慢性疲労・便秘・肩こり・頭痛などでお悩みの方は
根本から体質を改善して健康な身体を作る沙羅鍼灸院へご相談ください。
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