9月23日に秋分に入り、あの夏の暑さはどこへやら、秋らしい少し空気が乾いた気候になってきました。
季節の変化に合わせて人の身体も毛穴を閉じ、冬の寒さに備えて少しずつ秋モードになってくる頃になります。
☑ 鼻水や吹き出ものなど、分泌物が出る
☑ 汗がダラダラ出る
☑ 足がむくみがち
☑ 尿の量が減っている
☑ 冷えが強くなってきた
☑ 咳が出る
上記のような症状がある方は、もしかすると身体がまだ秋モードになっていないのかもしれません。
秋は肺・呼吸器系の働きが活発になる季節。
肺を養う辛味は、皮膚の毛穴を引き締め、夏に溜め込んだ熱や余分な水を皮膚呼吸によって体の外に追い出してくれます。
ネギ・にんにく・生姜・パクチーなど香味の強い野菜をうまく食事に取り入れてみましょう。
暑い夏の気温に「気」も失われているため、気を養う穀類(お米や雑穀)や鶏肉もおススメです。
お肌の乾燥が気になる方は、潤いをプラスしてくれる大根、レンコン、山芋、ナシ、白キクラゲ、白ゴマなどの白い食材を足しましょう。
特に梨は咳を止める効果もあります。
冷えが気になる方は、焼いて食べると美味しいですよ。
秋分の季節には、エネルギーが活発に働く「陽」と、静かに休息する「陰」が入れ替わります。
エネルギーが体表で活動する時期は過ぎ、徐々に内臓の血流が増えてエネルギーを温存する方向に向かいます。
日々の食事で、季節の陰陽のエネルギーの動きに合わせることで身体を整えていきましょう。
それでも身体がスッキリしない、だるい、風邪っぽい症状が続く等の不調があるときは、どうぞ鍼灸治療を受けてくださいね。