花粉症の本格的なシーズンが到来しています。
お薬を極力飲みたくない人や、飲んでいるのにあまり効果を感じられない人は、ツボを使ったセルフケアを試してみるといいかもしれません。
セルフケアで使うツボには、体質改善によいツボと、頓服薬のように症状があるときだけ使うとよいツボとがありますが、本日ご紹介するツボは、症状があるときだけ使うツボです。
花粉症による鼻水に効くツボ
足の陽明胃経 厲兌(れいだ)
足の第2指(親指の隣の指)の外側(小指側)で、爪の生えぎわ角のすぐ下にあるツボです。
鼻を通る経絡は、大腸経や督脈も通っていますが、胃の経絡が大きな範囲を占めています。
ただただ鼻水が止まらない、鼻水が出て困る、という時に威力を発揮するツボです。
同じく鼻を通る大腸経の商陽というツボと一緒にお灸をすると、より効果的。
花粉症の時だけでなく、カゼで鼻水が止まらない時にも使えます。
胃のツボが花粉症に効く理由
部分ではなく身体全体を診る東洋医学では、花粉症は消化器と呼吸器の病に分類されています。
私たちが口から入れた食べ物や飲み物は、消化器である胃や腸で栄養や水分を吸収して、身体全体に送られます。
この吸収や分配の働きを担うのが、東洋医学の『胃』の役割です。
胃が弱ると体内の水のめぐりに乱れが生じます。
そして体内の水を身体のすみずみまで行きわたらるのをサポートしているのが、東洋医学の『肺』の役割になります。
鼻は呼吸をするのと同時に、外からの異物の侵入を防御する水を多く含んだ粘膜があり、目も同様に、外からの異物からむき出しの器官を守るために粘膜で覆われています。
そのため、外からの異物の侵入が増えたときに、体内の水のめぐりが乱れていると、鼻水、くしゃみ、涙、目の痒みなどの症状が起きるのです。
ツボ刺激の方法
一番簡単なつぼ刺激の方法は、ツボ押しです。
厲兌は指先にあるツボなため押さえにくいのですが、人差し指と親指で爪を外側から挟み込むようにしてつまみ、揉むようにして刺激します。
市販のお灸をするのも、おススメです。
1回お灸をするとしばらくの間、くしゃみ・鼻水が止まります。
しばらくして、また鼻水が出てきたら、もう一度お灸をします。
鼻水が止まって、またしばらくして鼻水が出てきたらお灸をして・・・というのを数回繰り返しましょう。
徐々にお灸をする間隔が延びてきて、1・2時間そんなことをやっていたら、気がつけば完全に鼻水が止まっています。
ぜひ試してみてください。
お灸をするときの注意点
せんねん灸など市販の台座灸でお家お灸をするときは、お灸は熱さをしっかり感じるまで行いましょう。
熱さを感じにくいときは、お灸をしたところの皮膚がポッと赤くなってきたらOK!
それ以上、お灸をする必要はありません。
熱い時は無理に我慢せずに、お灸を外してくださいね。
無理に熱さを我慢すると水泡ができたり、火傷の原因になります。
熱さをしっかりと感じるだけで十分に効果があります。
糖尿病などで熱さを感じにくい人は、皮膚の赤みを目安にしましょう。
鍼灸治療は、心と体の調和を目指します。
定期的に受けることで、心身の健康を保つために役立ちます。
心と身体が丈夫になり、
柔軟性が向上し、免疫力が高まってきます。
自信が持てるようになり、
リラックス、ストレス軽減効果があります。
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