「鍼灸は何に効くのですか?」

というご質問を受けることがあります。

 

当院のように「肩こり」「腰痛」など一般の方がイメージする鍼灸の得意とする疾患で来院される方が少ない鍼灸院では、アトピーなど皮膚の病気であったり、不妊や内臓の不調の改善を求めて来院されるため、「1回で痛みがとれる」というような分かりやすい効果を感じにくいからです。

もちろん、こうした痛みのお悩みで通院されていらっしゃる方もおられますし、当院では「肩こり」「腰痛」の治療ができないという訳ではなく、むしろ「肩こり」「腰痛」くらいなら簡単に治せるから、そういった表面的な不調の根本的な原因になっている身体の中の問題に特化してきた、ということでもあります。

 

【鍼灸の効果】

① 血液やリンパの流れをスムーズにする。

② 血圧や血糖値を下げ、免疫力や代謝をあげる。

③ ストレス・ホルモン、コルチゾールの分泌を促し、脳に良い刺激を与えて鎮静効果をもたらす。

④ 自律神経のバランスを整える。

 

痛みや不調の現れているところには、必ず部分的に血流の悪いところがあり、それが長引くと全身へ影響を及ぼすようになります。

鍼灸治療では血管を含めた体内の「水」「血液」「リンパ」の流れをスムーズにすることによって、自律神経やホルモンなどのバランスを整え、免疫力や代謝を上げて、結果的に「肩こり」「腰痛」だけでなく、さまざまな不調を改善していきます。

 

身体が整ってくると精神を穏やかに保つ自己受容能力(心と身体がどう動いているかを感じる能力)が高まり、心と身体のバランスをとる力がアップします。

 

当院に通院されている方の多くが施術を受けられた後、「スッキリした」「元気になった」「ゆるんだ~」といった“良い気分”を感じていただいています。

西洋医学の病院ではこうした「気分」「感情」をあまり重要視しないようですが、東洋医学の鍼灸では、「心身一如」(心と身体は相関関係がある、)と考えて、とても大事にします。

いつも“良い気分”でいることは、何よりの病気予防。

痛みがあるのに“良い気分”、不調が辛いのに“良い気分”であるわけがないように、“良い気分”になっているということは、体内の「水」「血液」「リンパ」の流れがスムーズになっているということであり、痛みや不調のあったところの血流がよくなっているので、当然そうした痛みや不調はなくなってきます。

 

鍼灸が何に効くのか、まだイメージできない方は、ぜひ当院の鍼灸治療を受けて実際に“良い気分”を体感しに来てくださいね。

 

 

 

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