雨の日やお天気が悪い日に、頭痛や神経痛、めまいが酷くなったことはありませんか?

昔から「古傷が痛むと雨が降る」「お天気が悪くなるとリウマチや神経痛が悪化する」など、気温や気圧の変化、湿度の影響を受けて不調が出ることはよく知られていました。 

頭痛・神経痛だけでなく、めまい、耳鳴り、倦怠感、うつ等もあり、症状や程度も人によって様々です。

アトピーの方は、痒みが強くなったり、浸出液が増えたりします。 

すごく眠たくなる、という程度の人は健康な方かもしれません。 

 

愛知医科大学学際的痛みセンター客員教授の佐藤純医師は、こうした天候の変化によって現れる不調に「気象病」「天気痛」と名付けられました。

 

なぜ雨の日は不調が現れる?

雨の日、晴れの日、天気の変動によって気圧が変化します。

雨の日は気圧の変化を感じ取るセンサーからの信号が自律神経のバランスを崩したり、血管が拡張することによって、血圧が下がり全身をめぐる血流がゆっくりになります。

 

気圧が下がり、副交感神経が優位になって、身体がオフ・モードになると血管はちょっと緩むのです。

緩んで漏れ出た血液成分は、リンパ管に吸収された後、心臓に戻る血液循環(静脈血)に再吸収されます。

心臓から拍出される血液量は減り、心臓に戻る静脈血の環流もゆっくりになっています。

ゆっくり心臓に戻る。

このとき何がしかの不調があり、既に肝臓や腎臓などデトックス臓器の仕事がキャパ・オーバーになっていると、心臓にゆっくり戻る血液やリンパ液の中は、老廃物や尿毒、細胞の死骸など毒性の強い物質で溢れています。

体は毒性の強いもの、体にとって不要なものは排泄しようとするため、ぎゅ~っと血管を縮めて、筋肉もギュギュっと縮めて、無理やり早く流そう流そうとします。

それが雨の日に起こる頭痛や生理痛、胃痛など痛みの原因です。

血管だけでなく細胞も拡張して、細胞壁がゆるんでいますから、人体最大の排泄器官である皮膚を使って体の外に追い出そうとすることもあります。

それが梅雨の季節に現れる湿疹やアトピー性皮膚炎です。

心の不調が現れることも。

気温や気圧の変化、湿度など、私たちが思っている以上に外界の環境は身体に影響を及ぼします。 

東洋医学の古典『黄帝内経・素問』には、既に4千年以上前から気象によってさまざまな不調が起こることが記載されていました。   

東洋医学では『心身一如』と言って、心と身体は一つ、互いに相関し合っている、と考えますから、身体に影響はなくても心に影響が出る場合もあります。

体と心はどんなときも常にリンクしているからです。

 

鍼灸治療は血管自律神経に働いて、この無理やり早く流そう流そうとする血液循環を正常に戻していきます。

あまり副交感神経優位に偏り過ぎないように、あまり交感神経優位に偏り過ぎないように、自律神経のバランスを整えて、自律神経の乱れからくる心の不調も改善します。

雨の日の不調だお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

鍼灸治療は、心と体の調和を目指します。

定期的に受けることで、心身の健康を保つために役立ちます。

心と身体が丈夫になり、柔軟性が向上し、免疫力が高まってきます。

自信が持てるようになり、リラックス、ストレス軽減効果があります。

冷え性・むくみ・慢性疲労・便秘・肩こり・頭痛などでお悩みの方は

根本から体質を改善して健康な身体を作る沙羅鍼灸院へご相談ください。

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