お灸が免疫力UPに効果があるってご存じですか?

お灸でなぜ免疫力が上がるのか?

簡単に言うと「免疫」とは、体内に入り込んだウィルスなどの外敵を排除して、病から体を守るシステムのことです。

お灸に使う艾(もぐさ)は、蓬(よもぎ)の葉から作られ、蓬には血流をよくして、体を温める働きがあります。

お灸で温熱刺激を皮膚表面に加えると、たんぱく質を変化させてヒストトキシンという体にとっては有害な化学物質を発生させます。

すると、この化学物質を排除するため、また艾に含まれる有効成分シネオールが浸透することによって、白血球が増加して免疫機能が向上すると考えられているのです。

免疫力アップに効果的なツボはどれ?

胃の不調に効くツボ・免疫力をアップさせ万病に効くツボ・長寿のツボとして、その名を知らぬ人はいないほど有名なツボが、足三里です。

松尾芭蕉は足三里に灸をしながら旅をしていたと言われています。

足の陽明胃経 足三里(あしさんり)

足三里のツボのとり方は2つあります。

一つ目は膝を曲げた状態で、親指とその他の指でL字型を作って膝のお皿(膝蓋骨)の上に親指をそえ、中指が当たるところにとります。

膝のお皿からおよそ指四本分くらい下、足の太い骨(脛骨)から指1本分外側にツボがあります。

もう一つのツボのとり方は、足首の方から膝に向かって、足の太い骨に沿わせて人差し指を滑らせます。

そうすると指が大きな骨の盛り上がりのところ(脛骨粗面)で止まりますので、指が止まったところから指1本分外側の辺りでツボを探します。

 

どちらでも自分のツボを見つけやすい取り方でされたら良いと思います。

分かり辛い方は、お近くの鍼灸院でツボに印をつけてもらうとよいでしょう。

足三里の効果

胃の熱を取る効果があるため、胃痛・胃もたれ・胃潰瘍など胃の病気によく効きます。

脚気八処の灸の一つでもあり、足の疲れ、むくみなどにも効果があります。

意外かもしれませんが、胃の働きが悪くなっているために肩こりや高血圧になっている方にとっては、肩こりや高血圧にも効くツボ。

また、足三里穴は「合穴」ですから、「逆気して泄するを主る」と言われています。

気が上った状態を落ち着けることができるので、不眠や鬱などにも効果がある他、花粉症による鼻水・鼻づまり、目の痒みなどにもよく効きます。

というのは、胃の経絡の図をご覧いただくとよく分かるのですが、胃の経絡は目の下から始まって鼻の横を通り、身体の前を通って足の指先まで走っているからです。

東洋医学では花粉症の症状が出る原因の一つは、この胃の経絡がスムーズに流れていないからと考えるのです。

風邪をひいたときに鼻水が出るのも、胃腸が弱り免疫が低下してるためと考えられます。

免疫力をアップしてくれるので、風邪はひきにくくなり、インフルエンザなどの感染症の予防にも効果的で、もし感染したとしても軽症で済むようになります。

毎日足三里にお灸をしておくと、美味しくご飯が食べれて、快眠が得られるため、疲れにくくなります。

花粉症の症状も、1回2回のお灸でなくなる訳ではありませんが、毎日続けることで薬が必要ない程度、つまり、あまり気にならない程度になってきます。

足三里が「万病に効く」と言われる所以ですね。

お灸をするときの注意点

お家でお灸をするときは、市販の台座灸を使うことをおススメしています。

台座の底面がシールになっているため安全で扱いやすいからです。

煙が出ないもの、火を使わないものなど、さまざまな種類のものが市販されていますので、ぜひお気に入りを見つけてください。

もちろん当院でも取り扱っております。

 

お家でセルフ灸をするときは、お灸は熱さをしっかり感じるまで。

熱さを感じにくいときは、お灸をしたところの皮膚がポッと赤くなってきたらOK。

熱い時は無理に我慢せず、直ぐに外してくださいね。

とても気持ちがいいのでついウトウトとしてしまうのですが、お灸をしているときは、動いたり眠ったりしないように注意しましょう。

 

お灸の仕方やツボの取り方を知りたい!という方は、どうぞお気軽にご相談ください。

さまざまな不調のご相談も承ります。

 

鍼灸治療は、心と体の調和を目指します。

定期的に受けることで、心身の健康を保つために役立ちます。

心と身体が丈夫になり、

柔軟性が向上し、免疫力が高まってきます。

自信が持てるようになり、

リラックス、ストレス軽減効果があります。

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