アトピーが出る部位について、よくご質問を受けます。

人それぞれ、と言ってしまったら、確かにそれはそうなのですが、人それぞれにも理由があります。

またアトピーが治癒する過程で、アトピーの部位が広がったり、移動したりすることもあります。

アトピー性皮膚炎という病気を、「ステロイドなどの薬を全く必要とせず、キレイな皮膚の状態を維持できる」ところまで治すためには、ステロイドを使わなくなってから2・3年は「アトピーが出る」こともある、と思っておいた方が良いでしょう。

もちろん、必ずしも治癒の過程でアトピーが出るわけではありません。

出ない場合は、以下のアトピーが出る部位に対する対策がなされていることが条件になります。

どうぞ参考にしてください。

アトピーが始まるところ。

①普段の生活の中で、こすれるところ。

下着のゴムの当たるところ、ブラジャーの紐やアンダーラインの当たるところ、カバンを持つときに当たるところなど、長い時間、椅子に座っているなどです。

②汗をかくところ。

首/脇/肘や膝の内側/頭/足

③穴のある粘膜が露出しているところ

目・鼻・口・耳の周り、お尻の穴の周り、陰部など

④薄いところ

界面活性剤で皮膚が薄くなってしまっている部位は、アトピーが出やすい部位になります。

シャンプーやリンス、トリートメント、化粧品、洗剤、洗濯洗剤など、日用品の多くに界面活性剤が含まれています。

アトピーが始まったときの対策。

基本的な対策としては、刺激を最小限に抑えることです。

下着など直接肌に触れるものは、シルクや綿で締め付けのないものに変える。

カバンを持つ手を小まめに変える。

長時間、同じ部位が刺激されるような姿勢をとらない。(お尻など)

汗をかいたら小まめに拭く。

※汗をかくことはアトピーの改善に欠かせないため、「汗をかかない」ようにすることはおススメできません。

界面活性剤が使われている日用品を避ける、などです。

脱ステ後、アトピーが始まるところ。

ステロイドをぬったことがあるところです。

皮膚の記憶力は驚くほどで、それが何年前であっても、ステロイドをぬった部位を記憶しています。

ステロイドの直接の副作用とは言えないかもしれませんが、患者がステロイドを嫌がる・怖がる理由の1つとして、こうした理由があることは、ぜひすべての皮膚科医に認識していただきたい、と思っています。

アトピーが広がる移動先。

①陽(プラス)のエネルギーが集まるところ。

上半身や炎症のあるところにプラスのエネルギーが集まります。

電子の流れは、身体の上から下に流れていきます。

この電子の流れが、多くの場合、身体の真ん中あたりで滞り、上半身を中心に広がりを見せます。

②ステロイドをぬったことがある部位から、ぬったことがない部位へ。

脱ステ後、ステロイドをぬったことがある場所から始まったアトピーは、治癒の過程でぬったことがない部位に移動することがあります。

身体の電子の流れは、流れているのが普通なので、停滞して動かない方がその部位の治癒が遅れる印象があります。

アトピーの部位が広がる、移動する、ということは、治癒に向かって進んでいる、ということかもしれません。

アトピーが出るのを防ぐために、電子の流れを意識する。

アトピーの炎症がある部位では「帯電」が起こっているため、 アトピーの改善の大きな要素の1つに、電子の流れがスムーズかどうか、ということがあります。

何をやってもアトピーがよくならない人は、もしかすると「寝室の真下に電気配線がある」など電磁波環境が悪いのかもしれません。

電子を生み出す、電流を流すことを何もしていないのも問題です。

一番簡単な方法は、運動することです。

1日30分、どんな方法でも構いませんので、身体を動かしましょう。

ウォーキングやジョギングの他、古くから健康のために練られてきたヨガや気功、体操法は、呼吸と連動して効果的に電子の流れを整えます。

ぜひ続けてやってみてください。

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