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アトピーの方に「リーキーガット症候群がアトピーの原因なのですか?」「私もリーキーガットなのですか?」という質問を頂戴することが多いので、本日はリーキーガットについて私の考えをお伝えしようと思います。

 

結論から言うと、ステロイドの薬歴がある人はかなりの確実で、ステロイドの薬歴がほとんどない方もリーキーガット症候群になっている可能性は十分にある、と考えています。

 

リーキーガット症候群とは、腸の防壁である粘膜に穴が空き、本来なら血中に入って欲しくない異物(菌・ウイルス・たんぱく質など)が血中に入ることで、身体のアレルゲンが増え感作性が高くなる病態のことを指します。

ちなみにリーキーガットのことを日本語では「腸管壁浸漏(ちょうかんへきしんろう)」といいます。

 

血中のアレルゲンが増えることで腸粘膜に穴が空きやすくなり、アレルゲンに対する抗体ができやすくなり、肥満細胞であるヒスタミンも増え、ヒスタミンによる攻撃に対処するために炎症が起きやすい『場』が形成される。

と説明すると分かりやすいでしょうか?

 

ですから、アトピーの炎症があるという時点で、「リーキーがある(腸粘膜に穴がありている)」と仮定して対処したした方が良い、というのが私の考えです。

 

アトピーの炎症の3大要因は、薬・不飽和脂肪酸・エストロゲン過剰による甲状腺機能の失調ですから、「リーキーがある」ということは、血中に余計なものが増える訳ですから、炎症を起す要因になるようなものを、できるだけ口からも皮膚からも入れないことが対処法になります。

リーキーを起こす要因となるものの摂取を避けることで、血中の中のエンドトキシンなどの体内毒素を減らし、腸内細菌のバランスを整えることになり、結果的にアレルゲンに対する感作性が低くなり、アトピーの炎症も起こらなくなってきます。

 

具体的には、極力薬を飲まない、ナス科の野菜(トマト・ナス・ピーマン・オクラ・ジャガイモ・唐辛子など)、グルテン(小麦たんぱく、特にパンに多い)、種子類(ナッツ類・大豆・胡麻など)を避けること。

卵も乳化しやすい(腸粘膜を溶かしやすい)成分が含まれているので注意が必要です。

そして何より大切なのは、ストレス・マネジメントです。

どんなに食べるものに気をつけて薬を飲まないようにしていても、ストレスで胃や腸内が酸性に傾いて腸粘膜を溶かしたり穴をあけているようでは意味がありません。

 

「アトピーの症状自体がストレス」という意見もあるかと思いますが、心の在りようによってはストレスに感じないこともあります。

例えば、アトピーのお陰で今まで気づかなかったことに気がついた、というような捉え方です。

こうした捉え方をすると、アトピーの症状がストレスになるどころか、感謝の対象でしかなくなることもあります。

 

アトピーをよくするためには、「原因を取り除くこと」そして「自然治癒力が働くのを助けてあげること」

どちらも車輪の両輪と同様、片方が欠けていれば回りません。

 

ぜひ原因を取り除くセルフケアと、自然治癒力を発動させる鍼灸治療で、アトピーがよくなるのを加速させてくださいね。

 

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